心筋梗塞の看護を考える

心臓の機能と冠動脈

心臓の機能と冠動脈

心臓は、電気刺激による心筋の収縮と、
4つの弁の開閉によって全身に血液を送り出す
ポンプの役割を担っています。

 

心臓の拍動は、成人では1分間に60〜100回、
1回の拍出量は50〜60mlで、
一日の心拍数は約10万回、血液の拍出は1日6000Lほどです。

 

このような働きを担う心臓は、
莫大なエネルギーを消費しながら、
正常な構造と機能を保持しています。

 

心臓へ酸素や栄養を補給するのは、
大動脈から最初に分岐する冠動脈です。

 

冠動脈は、上行大動脈基部から左右の冠動脈に分かれて、
心臓壁に分布しています。

右冠動脈

右冠動脈は右心房と右心室の間を走行しています。

 

そして、心臓の後面に回って、
右心室、左心室下面、心室中隔の後ろ側に血液を運んでいます。

左冠動脈

左冠動脈は、左冠動脈主幹部から左前下行枝と左回旋枝に分かれています。

 

・左前下行枝

 

左前下行枝は、心臓の全面を走行しています。

 

そして、心尖部から後面に回りこみ、
左心室の前面から後面、心室中隔の大部分に血液を運んでいます。

 

・左回旋枝

 

左回旋枝は、左心室と左心房の間を走行しています。

 

そして心臓の後面に枝を伸ばし、
左心室の側面から後面に血液を供給しています。